シュヴァルツェスマーケン 第1話解説後編(1話のネタバレあり)
そういや解説の後編をやり忘れてました。
2話目以降もやるかどうかはその話数をみてから判断。
ge-muha3kade80jikann.hatenablog.com
前編でBETAについてなどの話をした。
次は東ドイツについて話そうと思う。
ただこの辺りは以下の2つの記事と重複する部分があり、少し簡略化しようと思う。
ge-muha3kade80jikann.hatenablog.com
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①まずは東ドイツという国の成り立ちについてだ。
まず日本はドイツより先に降伏している。
その結果、原爆は日本では無くドイツに投下されている。
ベルリンに2発が落とされている。
そのため東ドイツはもとより、西ドイツにもアメリカに対し思うところがある。
その後、冷戦時代に突入するのだがドイツは西側陣営と東側陣営のそれぞれに分割統治されることになる。
西側陣営が作ったドイツ国家が西ドイツ、東側陣営が作ったドイツ国家が東ドイツである。
また首都のベルリンは東ドイツ国内にあるのだが、ここも東西で分割している。
そのため西ドイツ領である西ベルリンは東ドイツ国家の中に飛び地(土地が繋がってない)として存在。
この辺りは史実と同じ。
またアニメ内の青色で塗られた国家が西側陣営、赤色が東側陣営である。
日本は西側陣営に所属。
②国家保安省(シュタージ)について
シュタージ……別名:国家保安省
東ドイツの特別警察である。
その活動は様々。
・画像のように国境を越えようとする者を射殺逮捕する。
・国家に反逆するものを捕え拷問する。
・他国へ渡り情報を奪ったり、破壊工作をしたりする。
などが挙げられる。
また活動には情報提供者(コラボレーターや密告者と呼ばれている)として一般人に密告を推奨している。
10人に1人が密告者であるとされており、例え親・兄弟であっても密告されることがある。
ちなみにこの活動は史実でも同じである。
画像の男はアクスマンという名前のベルリン派の国家保安省職員。(ベルリン派についは後述)
画像の女はベアトリクスという名前のモスクワ派の国家保安省職員。
ベルリン派とモスクワ派について
東ドイツは存亡の危機に陥っており、国家機能をどこに移転させるかが問題となっている。
西ドイツに移し、西ドイツを取り込みつつ社会主義国家として再建することを目指しているのがベルリン派。
ソ連に移し、更なる社会主義国家になることを目指すのがモスクワ派。
つまり国家内だけでなく、国家保安省内でも抗争が起きている。
③政治将校
軍内部には政治将校と呼ばれる者がいる。
党や国家に対して批判的な発言をした場合、政治将校により粛清される。
軍部の反乱を抑えるために政治将校は軍の部隊や司令部などに配属されている。
画像のグレーテルは第666戦術機中隊
付政治将校。
指揮官のアイリスディーナであっても政治将校に反抗した場合には指揮権や操縦権の喪失が考えられる。
つまり戦う際はBETAだけでなく政治的発言にも気を付けなければならないということになる。
間違っても「作戦が悪いのよ、作戦が……」などとは発言できない。
ちなみに下の画像は司令部にいる政治将校と思われる。
基本的に政治将校は戦闘に関してはそこまで優秀ではないので役に立たないことが多い。
長くなったのでこんなところで1話の解説は終わろうかな。
細かい点は番外編としてやるかもしれないがやらないかもしれない。
それではまた別の記事でバイバイ($・・)/~~~