シュヴァルツェスマーケン 第5話解説前半(5話のネタバレあり)
さて、昨日に引き続き5話の解説していこうとおもう。
キルケのシーン
これな。
ここ原作だとキルケは皮肉を言いまくってるんだよな。
「同志同志、そこの同志諸君」
「ロシアの手先だからロシア語じゃないと通じないのかしら」
「アカ(共産主義者)はバカみたいに同志って連発するからそっちの方が分かりやすいと思って」
「東ドイツは理想の国家だっていうから褒めてあげようと思って」
などなど書きだしたらきりがない毒舌具合。
付けくわえるとしたら盾になってるとかの部分かな?
西側諸国は東ドイツが戦ってる間にイギリスや新大陸(南北アメリカ)に疎開を行っている。
東ドイツではそれを大々的に発表し「我々を盾にしている間に逃げている」として西側陣営を批判している。
しかし実態は東ドイツが援軍を拒否しているだけでなく、西側諸国の参加した作戦を全て非公開の処置を行ってる。
つまり
東ドイツ国民は西側が一切援軍を出してないと思っている
一方で
西ドイツ国民は援軍を出そうとしているのに邪魔されいる
という認識になっている。
またこれだけでなくキルケは重要な発言をしている。
犯罪国家呼ばわりした理由として5点あげてる。
・ベルリンの壁で西ドイツを孤立させた。
・西側にスパイを送り込んで政府や軍を混乱させている。
・一般人を拉致・誘拐して人質にしている。
・西側亡命者を女・老人問わず殺害している。
・西ドイツのドイツ赤軍を利用しテロ活動を行っている。
これだけやってたらまあ……ねぇ。
まあキルケが喧嘩売った本当の理由は
後輩に良い顔しようとした
っていう小さい理由なんだけどな。
この殴り合い、原作だと一切無い。
そらそうだ。
西側なら怒られるだけですむだろうよ。
けど東ドイツなら最悪粛清されるぞ。
「西側と共闘しているにも関わらず殴り合いをするなど党の意向に反している」とかなんとか言ってな。
国家保安省なら小さいことでも良いから突いて尋問という名の拷問で殺すぐらいのことはしてくる。
殴り合いなんていう決定的な行動を起こせば終わりだったり。
ちなみにアネットが掴みかかろうとしたのをテオドールが何度も制止したってのが原作の展開。
パレオロゴス作戦。
これ、大失敗に終わったのだがその原因が西側も東側も相手のせいにして険悪な状況を作り上げてる。
東ドイツの援軍拒否はこの作戦も一因となってる。
唯一の戦果としてはデータか。
ハイヴの中は今までだれも分からなかった。
この作戦でどんな形なのかが分かるようになる。
これによりハイヴ攻略の訓練などが行えるようになった。
それではまた別の記事でバイバイ($・・)/~~~