艦これ 対空噴進弾幕の必要性
今回は12cm30連装噴進砲改二による新システム「対空噴進弾幕」についてのお話。
とは言っても検証結果などではなくどのように使うか価値はあるのかというお話。
2月5日のメンテで新しく対空噴進弾幕システムが実装された。これは12cm30連装砲改二を特定艦種・艦型に搭載している時に開幕航空戦にて一定確率で発生するシステム。
対空噴進弾幕が発生した場合、その艦の開幕航空攻撃がノーダメージになる。
で、チラっと見たこのシステムへの反応が
「これがあれば秋月型とか対空カットインいらなくね?」
「これで空母BBAの艦載機枯らせて楽になる!」
と、勘違いされてる方がチラホラ見受けられたので今回の記事を書きました。
ちなみにエフェクトについてですが、画像の三式弾発動みたいな感じのエフェクトのようです。
※試す暇がなかった……
さて、勘違いの訂正(本題)についてなのですが
対空噴進弾幕では敵機を減らすことはできない
この一文が答えです。
どういうことかというと、対空噴進弾幕というのは対空攻撃で敵機を減らした後に発動します。
そして対空噴進弾幕では敵機を撃墜することはできません。
秋月型を含めた対空カットインは敵機を減らすのに使うのであって、ノーダメを確実化するためのものではないのです。
また敵機を撃墜するシステムではない都合上、対空噴進弾幕で敵の艦載機を減らせないです。
さて、それなら対空噴進弾幕は必要ないのか?と問われるとそんなことはないです。
むしろ対空噴進弾幕はとても重要なシステムです。
その理由として開幕航空戦の話が絡みます。
敵の空母などから飛んでる艦載機。
これを艦娘たちの対空攻撃で撃墜します(ここで対空カットインが発動)。
落としきれなかった敵機がこちらの艦娘を攻撃してきます(ここで対空噴進弾幕が発動)。
つまり、対空攻撃で撃墜できなかった場合の保険として対空噴進弾幕があるわけです。
というか対空攻撃で敵機を全部撃墜するのって安定しませんよね(5-5のエリレとか絶対無理だし)。
全機撃墜できなかった時、ダメージを無効化するために対空噴進弾幕を使うわけです。
ちなみに12cm30連装噴進砲改二は装備改修可能。
さらに補強増設枠に搭載可能なので装備枠を圧迫しない。
また対空噴進弾幕は航空母艦でも発動可能なので搭載しておけば航空戦で中破になりにくくなるというメリットがある。
まあここまで対空噴進弾幕のことを持ち上げたのですが……
うちの嫁(陸奥)は対空噴進弾幕が発動しません(゜д゜)ポカーン
なのでイベント中に空母に補強増設使って対空噴進弾幕とか使いますかね。
なお最有力候補は5-4用の未改造大鳳w
それではまた別の記事でバイバイ($・・)/~~~
余談
今回の対空噴進弾幕はかなり史実に沿ったシステムになってる。
実は第二次世界大戦において対空攻撃というのは思ってる以上に効果が薄いものであった。
直接的に言えば機銃や高角砲で航空攻撃を防ぐのは無理ゲー。
アメリカ軍の戦後報告に「敵機を迎撃するのに有効な手段は航空機しかない」とまとめられた話があるぐらいに対空攻撃の効果が薄かった。
探照灯で敵機を迎撃するようなチートは例外中の例外なのである。
それで噴進砲に話は戻るのだが、こちらは敵機の撃墜にほとんど貢献しなかったが敵パイロットが驚いて攻撃をミスしたり中止したり勝手に海面に叩きつけられるぐらいの効果があった。
念の為にパイロットの擁護をするが、車を運転してる時に目の前でいきなりガス爆発が発生したと想定してください。
安全に運転できる自信がある方……いませんよね?
と、まあ攻撃自体は防げてるので当時の技術レベルではかなり上位の効果だったと言えるのではないだろうか。
そして艦これでも敵機の攻撃を防ぐシステムとして対空噴進弾幕が実装されたわけです。