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シュヴァルツェスマーケン 第3話解説前編(3話のネタバレあり)

さて、3話の解説だ。

 

とその前に紹介したい動画がある。

 

講座6なのだが、アニメ第2話の解説編となってる。

俺はあくまでもストーリーについての解説・補填であるが、この動画は細かい設定などについて解説されてる。

主に戦術機の細かい動きなどがアニメのここのシーンで再現されてるとかそういう形の解説かな。

俺はこういう細かい所に気付かないし、正直言ってこんな分かりやすい解説できない(^_^;)

講座は1~4でアニメ放送前に設定などの解説がされてて、5でアニメ1話の解説をしてある。

気になる方はぜひチェックを。

 

ちなみに見ず知らずの他人の動画なのでコメントとかする際には注意してほしいです。

 

 

 

さて、紹介はそんなところにしておいて3話の解説だ。

 

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ノイェンハーゲン要塞陣地。

ここの役割がアニメだと説明されなかったね。

てっきりアニメ内で解説するかと思ってたわ。

 

前にノイェンハーゲン要塞陣地は以下の図のように孤立してることを話したと思う。

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何故要塞陣地が孤立しているのか?

それは弾着観測を行うために突出してるのです。

 

 

弾着観測ってなんぞ?って人がいると思う。

俺も艦これやるまではよく分かってなかったから仕方ない感覚だ。

 

弾着観測ってのは文字の通りで弾(砲弾等)が着地する位置を観測すること。

砲弾の着地点は発射角度・発射速度・砲弾の重さ・空気抵抗・風向きなどなどにより大きく左右される。

そのため目標に砲弾を命中させようとした際に初弾で当たらないことはよくある。

初弾で外した場合、どのぐらい目標地点から外れてるか観測することにより2弾目以降の命中精度を上げるわけだ。

日本人なら誰もが知ってる太平洋戦争だとこの弾着観測を行うために水上機を使ったり、観測用の偵察機を使ったりしてたらしい。

 

なお第一次世界大戦付近だと飛行機の技術が未熟だったために気球を使ったり、艦の上の建造物の高さを異常に高くしたりしてたとか。

そうまでして観測し、命中精度を上げれるかどうかが勝敗を左右してた時代もあったのです。

※敵影をいち早く発見するためという理由もあります。

 

 

 

 

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ちなみにこのシーンの建物が弾着観測を行う場所。

この建物は標高150mもある。

 

 

 

 

 

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このシーンだが原作と大幅に違ってる。

まず1つ目に原作だとカティアたちがここに来た原因はカティアの油断ではなく、独断専行。

ファムとカティアが分隊で救援に向かうまではあってるんだが、その救援の最中に突撃級の群れが要塞陣地に向かって進撃。

それをファムの制止も聞かずにカティアが撃破しようとして失敗、機体が動かなくなる。

ファムはカティアを守りながら戦車部隊が到着するまで戦闘を継続するも攻撃を受け意識を失う。

その後、戦車部隊が到着。

 

 

2つ目にカティアは戦術機のコクピットからの脱出時に意識がある。

というか歩いて歩兵用の車両にのって退避してる。

 

まあその車両のドアノブに少女の腕がぶら下がってたんですけどね……

え?少女の体?ないよ、そんなもん。食われたんだよ。

そしてそのことでカティアはショックを受ける。

 

 

3つ目はかなり重要な会話が飛ばされている。

 

その後、カティアはクルトに謝罪するが怒られるんだよな。

要約して書くと以下のような会話になる。

良い会話なので書いておく。

 

カティア「先程はすみません。私たちのために傷ついたり死んだりした人たちがいるのに……」

クルト「その話をするなら俺はあんたを殴らないといけなくなる。あんたを助けたのは任務だから恨んじゃいない。だが本音は別だ。死なずに済んだかもしれない奴も死んだ。謝罪するということは責任を取ってくれるということになるが?」

カティア「あっ……」

クルト「それにお前は俺の仲間を何度も見捨てた第666戦術機中隊だ。それについて何とも思ってないとでも?」

 

という会話があるんだよなぁ。

 最後はクルトが「……という話になるから止めておけ」って言って終わるんだよな。

ここものすごく良いシーンなんだがカットされてて悲しい。

クルトを含めた歩兵や砲兵等は第666戦術機中隊をかなり恨んでる。

救援要請をしてもいつも見捨てていくから当然だったり。

見捨てたのはアニメ1話でもやってたがそのあたりの感情の話がばっさりカットされた。

 

 

 

 

 

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ここの坑道の案内シーン。

原作ではここで国家保安省(シュタージ)職員にカティアが連れていかれる。

初めからカティアを尋問(拷問)するために待機していた。

シュタージはアニメよりも原作の方がえげつないかな。

流石にアニメで尋問シーンを流すわけにはいかなかったのかもしれない。

 

またシュタージが原作ではこの後も色々と問題を起こしてくれる。

いずれもクルトがなんとか助けてくれるんだけどね。

 

 

 

 

 

実はここからが原作とかなーり変化があり、どこから説明するべきか分からないので簡単に説明するに止めようかと思う。

 

 

 

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まずこのシーン。

さっきも出したが、このシーンの頃には既に第一波……いや、第二波のBETA襲来が起きている。

 

実はカティアたちが戦術機で戦闘していたのがBETA群第一波。

その後、クルトたちに助けられて軍曹と一緒にノイェンハーゲン要塞陣地に立てこもる。

国家保安省に尋問を受けるもクルトに助けられ、クルトの部隊に転属され対BETA用に要塞の坑道を強化(土嚢を積むとか)をしている時に第二波が来る。

この時に軍曹(女の子)が死亡するのだがその話は後編で。

 

軍曹の死で再びショックを受けてシェルショックの初期状態になってる時に街の灯火を見せてもらうことになる。

これが原作でのこのシーン。

 

意外とえげつなかったりする。

第二波が終了してもBETA第三波が襲ってくるが要塞陣地崩壊前にテオドールたちが助けに来る。

こんな絶望的な戦いをカティアは2度もやるわけだ。

よく無事だったな。

 

 

ちなみにここでもクルトとの会話シーンで歩兵たちの辛い現実を知ることになる。

原作のまま書くわけにもいかないので要約すると

 

クルト「おかしな話だろ?負けが分かっているのにあの街を守りたいんだ。仲間や自分自身が犠牲になってもだ。だからあんたは自分を恨むな。あんたならもっとマシな戦いを選べるだろう」 

カティア「……その話、半分嘘ですよね。本当はクルトさんも死にたくないんですよね。でも、それでも私を元気づけてくれた」

 

ここでクルトが泣きながら

「死にたくない。本当はやりたいこともいきたいところも一杯ある。こんな腐った国の為に死ぬまで戦えと言われて素直に受け入れられるか。俺にだって好きだった子がいた。そいつは第666戦術機中隊に見捨てられてBETAに足をへし折られて最後には足手まといになるからって自分自身で頭を撃って死んだ。いつの間にか俺もあいつみたいに希望を失って生きてる。あんたにはそうなってほしくないんだ」

 

正直、ここは名シーンだと思う。

国家の為に戦ってるように見えて本当は死にたくないという兵士の感情を出してる良いシーン。

なんでカットしちゃったかなぁ(´・ω・`)

 

ちなみに外伝の短編小説集ではクルトの話があるが、この好きだった子の話である。

 

 

 

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ここでのシーン。

まあテオドールのデレに転じるシーンなんだが、これが原因じゃないんだよな。

 

実はカティアのペンダントに遺書が入ってる。

ペンダントの開け方はカティアとテオドールしか知らない。

そのため、テオドールに向けた遺書になってるのだが書かれている内容は

 

「ごめんなさい」 

 

これだけだった。 

 遺書の内容がこれだけだった理由は国家保安省に遺書が奪われたとしてもこれだけなら疑いは向けられない。

そのため「ごめんなさい」という一言しか書けなかった。

テオドールは幼いカティアにまで気を使われていることを知り自身の情けなさなどを後悔する。

その結果、カティアを守ることを決意。

 

アニメだとまだペンダントに写真が残ってるのでこのシーンは改変するしかなかったんだろうな。

原作では1巻で燃やしてる。

唯一の形見である写真を……

 

 

 

 

それではまた別の記事でバイバイ($・・)/~~~